広島市議会議員(安芸区)

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 朝夕は涼しくなりました。夜は肌寒さすら感じます。秋の虫が鳴くのも間近でしょう。秋の夜長に読書するために以下の本を注文しました。

 

1.作家の贅沢すぎる時間 双葉社

    伊集院静の人生論

2.中国コロナの真相 新潮新書

3.東条英機「独裁者」を演じた男 文春新書

   われわれは東条英機の実相をどれだけ知っているのか

4.戦国大名の経済学 講談社現代新書

   戦国時代の戦費はいかほどであったか?

5.殿、それでは戦国武将のお話をいたしましょう 中央公論新社

   貝原益軒の戦国夜話

6.コロナ後の世界 文春新書

7.米中最終決戦 徳間書店

8.可愛そうな歴史の国の中国人 徳間書店

9.コロナ大戦争 ついに自滅する習近平 徳間書店

   習さん、やりすぎだよ。

10.検定不合格 新しい歴史教科書 自由社

   歴史教科書は正しいのか?

11.銀座の美人ママとダンディ弁護士の粋で鯔背なニッポン論 ビジネス社

   ケント・ギルバート銀座ママの粋な対談。

12.名投手 江夏が選ぶ伝説の21人 ワニブックス

まるで千両みかん

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 きょう基本構想・基本計画特別委員会が開かれ、今後10年間の広島市のまちづくりの方向が決まりました。基本計画は第6次となります。

 さて、昼間のニュースで早生みかんの初セリの様子を見ました。瑞々しくていかにも甘くおいしそうです。驚いたのはその値段です。1箱25個入りで258万円。一個1万円以上です。まるで落語の「千両みかん」です。

 

 千両みかんは、六代目古今亭志ん生が得意としたネタです。大店の若旦那がみかんを食べたくて寝込みます。これを聞いた番頭が安請け合いしますが、時季は真夏で、みかんなどあるはずがありません。番頭は大旦那から、倅が死んだらおまえは主殺しで磔になると脅され、必死にみかんを探します。ついにある店でたった1個みかんが見つかります。言い値は千両。大旦那は息子の命が救えるならと千両を出します。持ち帰って皮をむくと中には10袋入っています。1袋百両です。

 若旦那はいくつか食べた後、両親や妹にお裾分けします。三袋を預かった番頭は、これだけで三百両かと思うとやりきれません。自分の退職金でもせいぜい50両しかありません。

 志ん生は、「長い浮世に短い命、エーイってんで、番頭はみかん三袋、三百両を持って夜逃げしたてえます」と落として笑いを取ります。

 きょうのニュースはまさに千両みかんでした。

新型コロナウィルス抗体は陰性でした

  いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。

 一昨日受けた新型コロナウィルス抗体検査は陰性でした。検査結果を知らせる書類の末尾には次のようなことが書いてありました。

「検査結果が陽性の場合は、所管の保健センターに相談されることをお勧めします」

 これは、抗体が作られていてもウイルス自体が少量でも体内に残っている可能性があり、これが息を吹き返す危険性があるためです。

 陰性であったことを喜ぶべきなのでしょう。

麻疹が流行の処女地をなくすまで5000年かかった

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 

 新型コロナウィルスが今後の社会を変えそうです。早い収束を願っています。

 最近読んだ「感染症と文明」は眼から鱗が落ちるような書でした。内容が豊富過ぎて書ききれませんが、ふたつの事柄を紹介します。

 

1.まず麻疹が流行の処女地をなくすまで5000年かかったことです。感染症が社会に定着するためには最低でも数十万人の人口が必要といわれています。それ以下の人口では流行は単発的に終わります。数十万人の人口を保つためには農耕が始まり文明が起こることが必要です。麻疹が最初の流行したのは紀元前3000年のチグリス川とユーフラテス川にはさまれたメソポタミア文明だと言われています。そこから流行を繰り返して世界に広がりました。人口動態に影響を与えるほどの大流行は1951年のグリーンランドが最後です。つまり、麻疹は5000年かけて世界に広がりました。航空機の発達などによって世界が狭まり、地球上で集団免疫を獲得したからです。

 

2.地球上から消えようとしている感染症があります。たとえば天然痘は完全に消え去りました。現在天然痘ウィルスはWHOの厳重な管理のもとにアメリカとロシアの研究所に冷凍保存されているだけです。奈良の大仏天然痘の流行の終息を願っての事でした。

 成人T細胞白血病も消え去ろうとしています。これは平均の潜伏期が50~60年という長さからです。もしもこの潜伏期が70~80年に伸びたとしたらどうでしょう。ウィルスに感染しても発病せず完全に共生し、天寿を全うできます。エイズも同様です。HIVに感染しても潜伏期が長ければ発病せず、何の害もありません。

 さらに著者は示唆に富んだことを述べています。つまり、病気を起こさないウィルスは新たなウィルスがヒト社会へ侵入することの防波堤になっている可能性があるということです。大腸菌は稀に病気を起こしますが、我々は完全に共生しています。ヒトは無菌では生きられません。

 

 今回の新型コロナウィルスもいずれ共生できるようになってほしいものです。ぜひとも一読をお勧めします。ちなみに著者の山本太郎は「れいわ新選組」とは関係ありません。

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週明けの東京株式市場は急騰する

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 まさかの数字でした。アメリカの5月の雇用統計です。事前の予想ではマイナス440,000人でしたが、プラス225,000人の大幅なポジティブサプライズでした。これを受けてニューヨーク株式市場は日本時間の12時50分現在で1000ドル近くの急騰です。週明けの東京市場も急騰し、新型コロナウィルスの影響が出る前の水準近くに戻るでしょう。しかし、このレベルは明らかに経済復旧を見越したものであり、バブルと言えます。とはいえ、バブルは投資家が高所恐怖症を抱きながらも、乗り遅れたくないから起こるものです。しばらくは実体経済の水準以上の株価が続くでしょう。投資家の端くれとして怖い思いです。週明けの建玉をどうするかゆっくり考えます。