広島市議会議員(安芸区)

ロシア紀行6(モスクワ2)モスクワの地下鉄は美術館のようです。

 
 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 2月3日ボルゴグラードのホテルを早朝4時に出発し、モスクワへ移動しました。

 モスクワの地下鉄駅構内。地下鉄の駅にはそれぞれ特色がありました。この駅はモザイクで飾られていました。


 ステンドグラスで飾られた駅です。



 別の駅。天井が見事な彫刻で飾られていました。





 古い城壁をイメージしたレストラン。


 ビーフストロガノフを注文しました。パンの皿に入って出てきました。


 蓋をとったところ。かなりのボリュームです。


 店内の水槽で飼育されている「チョウザメ」。チョウザメは乱獲がたたって、その卵であるキャビアは超高級品です。手のひらに乗るような小さなビン詰めでも10万円するものもあります。資源保護のため、近いうちにチョウザメは10年間禁猟になるそうです。


 市内を望む「すずめが丘」。以前は、すずめがたくさんいたそうです。


 米神副市長と


 「すずめが丘」の露店。様々な土産。中央部のプーチン大統領を描いたマトリョーシュカを買いました。高さは約25センチで、中にはこれまでの指導者の人形が9個入っていました。

 

 成田へ到着して、横浜市で「子育て支援対策等特別委員会」の県外視察に合流しました。夕食は中国の農薬入りギョーザ騒動で閑散とした中華街でとりました。翌日は札幌市で「子どもの権利条例」について学び広島市での検討課題としました。初めて雪祭りを見ましたが、壮大なものでした。この日は風雪が厳しく、運良く穏やかな気候であったロシアよりも寒く感じました。そして6日にやっと我が家に帰りました。
 初めてのロシアでしたが、わたくしにとって大変に有意義な訪問でした。これまでロシアについては、暗く嫌な国というイメージで捉えていましたが全く変わりました。人なつっこい国民性で、日本人に対しても友好的でした(国家間の政治では違うのでしょうが)。ボルゴグラードでは老いた兵士が誇り高く振る舞い、市民も兵士たちを「ベテラン」の敬称を与えて尊敬していました。日本ではやや薄れかけている年長者を礼節をもって敬うことを羨ましく思いました。ソ連時代の、太ったおばさんがスカーフを巻いて、店頭に行列している光景はどこにもありません。スーパーでは品物が豊富で、街にはブランド物もあふれ、ファッションも洗練されていました。ホテルのバーでサンドウィッチを食べましたが、一人前1500円でした。物価も日本と同じくらいです。もはやロシアは先進国です。過去の不幸な歴史はしっかりと認識しながら、友好関係を築くことが必要であると感じました。議長代理として広島市議会を代表して訪問するという自治体外交の一翼を担う任務を果たせて一息ついているところです。15日に2月定例会が3月26日までの予定で始まりました。今定例会は平成20年度特別予算委員会がありますので長丁場ですが、しっかりと議論してきます。