広島市議会議員(安芸区)

自民党は健全な野党になれるか?

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 朝夕は涼しくなりました。日没も早くなり、つるべ落としの夕暮れも間近です。夏のギラギラした喧騒が終わり、新たな季節に向けて進むこの時期が好きです。
 「鉄の女」と呼ばれたイギリスのマーガレット・サッチャーは、「民主主義がうまく機能するためには健全な野党の存在が不可欠だ」との名言を残しました。かつての55年体制下で自民党単独過半数を占めていた頃には、100議席以上を持つ社会党がその役割を担っていました。今回の総選挙の結果で野党に転落した自民党にその役割を期待しなくてはなりませんが、昨日の総裁候補選びを見ていると首を傾げたくなります。総裁選に手を挙げる人がなく、若林議員会長に敗戦処理を押し付けた形になりました。わたくしは自民党を離党しましたが、自民党が早く立ち直り、健全な野党として民主党政権をチェックすることを願っています。