広島市議会議員(安芸区)

心に残る遺族の挨拶

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。


 昨日も寒かったですが、今日はこの冬一番の寒さです。寒くなくては冬ではありません。日本の四季の移ろいを風流に感じましょう。


 12月15日に友人医師の早世と奥様の素晴らしい挨拶のことを書きました。17日にも同じように素晴らしい遺族の挨拶がありましたので、ご紹介します。


 家族になれたことに感謝しています

 「ありがとう」・・・・見守る家族に笑顔の面影を残して、平成21年12月16日、55歳の若さで妻( )は逝ってしまいました。
 暖かく辛抱強い女性でした。結婚して25年、かたわらには常に妻の優しさがありました。(ご主人の職業)の私のもとに相談にみえる方を、おおらかに励ましていた姿が蘇ります。
 家庭にあっても最高の母親でした。二人の息子というかけがえのない宝を手にして、懐深く家族を包み込む幸福な時を過ごしました。
 頑張り屋の妻が、その本領を発揮したのは病を知ってからでした。闘う気持ちを奮い立たせるように二人でお世話させていただいた(ご主人が指導する)教室では、地域の多くの方をご縁をいただきました。残された時間を大切に過ごそうと誓った私との約束を、妻は命をかけて守り通してくれました。
 8年の闘病生活を家族と支えあって生き抜いた妻。抱きしめるつもりが、逆に抱きしめられていたのだと、去り行く背中に目を凝らしながら思います。
 「幸せでした。また会いましょう」冷たい風をふわりとゆるませるような妻の声を聞いた気がします。
 (以下略)

 
 素晴らしいご夫婦です。あらためて家族の大切さを思っています。
 故人のご冥福をお祈り申し上げます。