広島市議会議員(安芸区)

水痘とおたふく風邪が流行の兆しです。

  いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 

 2月の下旬からインフルエンザが再び流行の勢いを見せていましたが、3月15日から3月21日の広島市感染症週報では患者発生数は減少に転じました。手足口病は依然として増加傾向です。

 新たに水痘(水ぼうそう)と流行性耳下腺炎おたふく風邪)が勢いを増しています。

 水痘の原因は帯状疱疹と同じウィルスです。初感染では水痘になりますが、このウィルスは神経節に残るため、体力が落ちた場合には帯状疱疹となります。したがって帯状疱疹は神経に沿って水疱ができます。飛沫感染接触感染で感染し、潜伏期は2−3週間です。水痘は終生免疫となります。


 流行性耳下腺炎もウィルスの飛沫感染によります。潜伏期は2−3週間です。両側または一方の耳下腺が腫れます。覚えてほしいのは耳下腺の腫れ方です。耳たぶの下で下顎骨の縦のラインをまたいだ形で腫れます。硬さはハムよりやや軟らかい程度です。触ると圧痛があります。合併症として男性では睾丸炎、女性では卵巣炎があります。男女とも髄膜炎には要注意です。


 上のような症状が見られたら速めに内科か小児科を受診してください。