広島市議会議員(安芸区)

水害で避難するより自分の家で死にたい

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 猛暑が続きます。今日は土用。ウナギを食べてスタミナをつける方も多いことでしょう。子どもの頃、家の壁に「ウナギと梅干」は一緒に食べてはいけないという、食べ合わせの絵が貼ってあったのを思い出します。今ではそんなことは信じられていないようですが、わたくしの祖父母は信じていました。しかし、子どもの頃、高価なウナギを食べた記憶がありませんので関係なかったかも知れません。


 今朝、陸上自衛隊海田市駐屯地の第46普通科連隊で行われた全日本青年銃剣道全国大会の壮行会に出席しました。相変わらず、きびきびした隊員の態度には頼もしさと清々しさを覚えました。
 また、井出 篤連隊長は最初に「結果を出せ。君たちにはそれだけの実力が備わっている」と訓示されました。単なる激励ではなく、厳しさを込めた訓示でした。


 46普通科連隊は広島県全体を管轄しており、先日の豪雨災害では庄原市で救助活動を行いました。それについて、連隊の幹部に興味深い話を伺いました。
 豪雨による水害、土砂災害によって避難命令が出されましたが、高齢者だけの世帯が数多くあり、避難が遅れたようです。そのなかでも、避難するより自分の家で死にたいという方が相当数あったそうです。これまでも災害によって避難した体育館等で長期の生活を余儀なくされた高齢者が体調を壊し、死亡することはしばしばあるようです。
 

 埼玉県の防災ヘリ墜落事故と合わせて、「非難するより自分の家で死にたい」という言葉は議員として考えさせられた言葉でした。