広島市議会議員(安芸区)

子宮頚がん・小児用肺炎球菌・ヒブワクチンの公費助成

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 今定例会の補正予算46億円のうちで最も大きいのは生活保護費38億円であることを前回書きました。
 その他のうち、今回は皆さんにぜひ知っておいてほしいものを書きます。


 (1)子宮頚がんワクチン接種  1億285万円
 中学1年生から高校1年生までの女子を対象に子宮頚がんワクチン接種を無料で行います。子宮頚がんワクチンは半年間で3回接種します。注意が必要なのは高校1年生です。来年4月になると対象から外れますので、必ず来年3月までに1回接種を受けておいてください。そうすれば、2回目と3回目も無料で受けられます。

 (2)小児用肺炎球菌ワクチン接種  1億4,695万円
 0歳から4歳の乳幼児を対象に小児用肺炎球菌ワクチン接種を無料で接種します。
このワクチンは接種開始時期によって回数が異なります(抗体を獲得する能力に差があるためです)。
0歳児は1カ月の間隔をあけて3回接種を受け、さらに満1歳で4回目を受けます。
接種開始年齢が1歳の子どもは60日間あけて2回接種を受けます。
接種開始年齢が満2歳以上の子どもは1回の接種で終わりです。

 (3)ヒブワクチン接種  1億3,447万円
 細菌性髄膜炎のワクチンです。これも0歳から4歳の乳幼児が対象です。
0歳児は3〜8週間あけて3回接種を受け、さらに満1歳で4回目を受けます。
接種開始年齢が1歳以上の子どもは1回の接種で終わりです。


 3種のワクチンともに2年間の措置です。費用は国と広島市が折半します。
わたくしは医師としてこの問題に力を入れてきたので、大きな喜びを感じています。ただし、2年間の暫定措置であることと、広島市が半額負担しなければならないことに不満を持っています。


わたくしが目指しているのは、全額国の負担で、しかも永続的な定期接種です。引き続き努力してゆきます。