広島市議会議員(安芸区)

小児肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチン接種の一時見直し

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 春めいてきました。桜の季節も間近です。


 3月5日、厚生労働省から「小児肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチン接種の一時見直し」の通達がありました。3月2日から接種後の死亡例が4例報告されたことを受けたものです。このうち1例は小児肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンが同時に接種されていました。ほかの2例は上記の2種類のワクチンのほか3種混合ワクチン(ジフテリア破傷風・百日咳)も同時接種されていました。もう1例は小児肺炎球菌ワクチンと3種混合ワクチンが同時接種されていました。接種翌日死亡が3例、3日後の死亡が1例です。すべての例でワクチンとの因果関係は不明ですが、応急的に一時見直しが行われたものです。

 
 小児肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチンともに、わが国で発売以来100万人から150万人程度が接種されたと推定されており、これまで死亡例はありませんでした。厚生労働省では調査を始めており、因果関係の評価を行う専門家の会議が明日の3月8日に予定されています。効果が明らかなワクチンであるだけに接種再開が待たれます。