いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
昨日早朝５時からドイツのハンブルグで、プロボクシング世界ヘビー級タイトルマッチが行われれました。主要４団体のうち、ＩＢＦとＷＢＯチャンピオンのウラジミール・クリチコ（ウクライナ）とＷＢＡチャンピオンのデイビッド・ヘイ（英国）の統一選です。２年前にも組まれていましたが、ヘイの体調不良で流れただけに、世界が待ちに待ったゴールデンカードでした。内容はクリチコの圧勝でしたが、さすがにチャンピオン同士の統一選だけあって、震えがくるほどの緊迫感がありました。クリチコに勝てるとしたらヘイしかいないといわれていただけに、改めてクリチコの強さを印象付けた一戦でした。ちなみに残るＷＢＣチャンピオンはウラジミールの実兄のビタリ・クリチコです。二人でヘビー級チャンピオンを独占したことになります。驚くべきはなんと二人とも博士号を持っている秀才です。ソニー・ロストン、モハメッド・アリ、ジョー・フレージャー、ジョージ・フォアマン、マイク・タイソンなど黒人チャンピオンが席巻して、このクラスで白人チャンピオンが生まれることはないだろうといわれていた時代から大きく様変わりました。クリチコ兄弟の天下は当分続くでしょう。
オホーツク海の流氷の写真で涼を感じてください。
