広島市議会議員(安芸区)

こどもに優しい鳥取市

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 残暑もあと少し、秋の涼しさを待ちましょう。


 盆の休暇を利用して山陰を訪れました。見分を広めるためには、いい旅になりました。その内容は以下の通りです。

 

8月11日
1.足立美術館
昭和45年に開館した。創立者足立全康が自ら収集した横山大観をはじめとした近代日本画のコレクションは秀逸。日本庭園は8年連続で日本一に選ばれている。


8月12日
1.植田正治写真美術館
 境港市出身の写真家。地元山陰やヨーロッパの写真を多く展示している。打ちっぱなしのコンクリートの外観も洗練されている。
2.大山寺
 8世紀に開山。最盛期には100を超える寺院と3000人の僧兵を擁した。
3.大山まきば「みるくの里」
 家族で様々なレジャーを楽しめる牧場。
4.鳥取砂丘
 壮大な砂丘が広がる。来年4月には日本初のサンドミュージアムがオープンする。山陰ジオパークの一部を構成している。


8月13日
1.渡辺美術館
 鳥取市の医師、渡辺 元が私費を投じて60年余に亘って集めた膨大なコレクションを展示している。とくに甲冑のコレクションが素晴らしい。
2.鳥取民藝美術館
 昭和の初期に民藝運動を進めていた鳥取市の医師、吉田璋也が開設した。山陰に伝わる古い民芸品をはじめ、日本全国や中国、ヨーロッパなどからも収集された民芸品が多数展示されている。
 鳥取の医師が文化の発展に果たした役割は大きい。
3.鳥取市歴史博物館(やまびこ館)
 鳥取ドールハウス展が開催されている。ドールハウスは実物の12分の1の模型で、細部まで成功に作られている。日本にも著名な作家がおり、静かなブームとなっている。祭りの露店などの出来栄えは素晴らしい。たこ 焼きのソースが1個ずつまで塗られている。
4.わらべ館
 子どもが遊べる場所。多くの玩具が収集されている。鳥取出身の童謡作家、岡野貞一、田村虎蔵、永井幸次の活躍も紹介されている。鳥取市は童謡、唱歌を大切に守っていることがうかがえる。
 永井幸次は「ささ舟」、「希望」、「五一じいさん」の作者。田村虎蔵は「大こくさま」、「きんたろう」、「青葉の笛」の作者。岡野貞一は「ふるさと」、「春の小川」、「紅葉」の作者。小学生のころ口ずさんだもの です。最近の子供が唱歌を歌うのを聞くことがありません。

「わらべ館」の外観

「わらべ館」の外庭


小学生時代を偲んで


懐かしいレトロな玩具が揃っています。

5.鳥取県立博物館
 企画展、OCEANが開催されている。古代からの海の歴史が紹介されている。家族連れで賑わっていた。
6.燕趙園
 中国庭園。東郷温泉の近くに、鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして建設された中国庭園。園内には、歴代皇帝が造った様々な皇帝庭園方式をそのままに再現されている。威風堂々たる建物の数々は、設計から加工まで、すべてが中国本土で行われ、輸入されたもの。

8月14日
1.三佛寺 
 三徳山三佛寺奥の院には、706年、役(えん)の行者が平地で建てたお堂を法力で岩屋に投げ入れたと伝えられている国宝「投入堂(なげいれどう)」がある。標高520メートルの場所に後部を岩屋に据え、前面は断崖に向けての舞 台造りである。近づく道すらない垂直な崖建っている。年輪年代測定により、平安時代後期の建築であることが実証され、現存する神社本殿形式の建築物では日本最古級のものである。
 参拝者は投入堂をはるかに見上げる地点までは立ち入りができるが、堂に近付くことは危険なため禁止されている。投入堂に近付こうとして滑落死した者もいる。


正面の崖の下方に投入堂が見えますか?

2.倉吉市打吹地区
 「白壁土蔵のまち」。城下町、陣屋町として栄えた。倉敷市と同様に、古い街並みが保存されている。


鳥取は剣豪荒木又右衛門の終焉の地です。


追加注文した本
1.「反日」地方紙の正体  産経新聞出版
2.キスカ撤退の指揮官  産経新聞出版
3.われら戦争犯罪人にあらず  産経新聞出版
4.哲人政治家 李登輝の原点  ワック出版局
5.白い人が仕掛けた黒い罠  ワック出版局
6.常に挑戦を  財界研究所
7.広島県謎解き散歩  新人物往来社
8.日本と世界を揺り動かすものすごいこと  マガジンハウス
9.東電帝国 その失敗の本質  文春新書