広島市議会議員(安芸区)

宋 慶齢の彫像登場

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。


 昨日は、孫文を支援した梅谷庄吉について書きました。折も折、きょうの中国新聞には孫文の再婚相手、宋 慶齢の彫像の記事がありました。この彫像は中国河南省鄭州市で建設中のもので、高さ24メートルの巨大な石像です。


 「宋家三姉妹」は、彩色兼備で有名でした。彫像も往年の美貌を窺わせます。宋 慶齢は次女です。米国留学から帰国した慶齢は、父が支援していた孫文の英語秘書となります。1915年、慶齢は妻子のある孫文との婚姻のため、上海に戻って両親に許可を求めましたが、猛反対を受けます。
 孫文の友人もほとんどが反対でした。そこで孫文マカオから日本に行き、離婚の手続きを行います。その後、慶齢も密かに日本に入ります。このふたりを支えたのが、梅谷庄吉です。結局二人は結婚します。その時孫文49歳、慶齢22歳でした。


 この結婚については、中国でも異論があり、評価は定まっていないようです。いずれにしても、辛亥革命100周年の今年は、孫文ブームに沸くことでしょう。梅谷庄吉が再評価されることを願っています。