広島市議会議員(安芸区)

強かったミゲール・コット

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。


 昨夜、プロボクシングWBA世界スーパー・ウェルター級タイトルマッチを見ました。チャンピオンはプエルト・リコのミゲール・コット、挑戦者はメキシコの英雄、元WBA世界ウェルター級チャンピオンのアントニオ・マルガリートです。ニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで超満員の中で行われました。このカードは2年前、マルガリートのノックアウト勝ちに終わっています。因縁の再戦です。研究を重ねたコットのうまさが光りました。結果は9回終了時、レフェリーストップでコットのTKO(テクニカル・ノックアウト)勝ちとなりました。マルガリートの左眼は腫れ上がってふさがっていました。ドクターが続行不能と判断したものです。素晴らしいレベルの試合でした。



 その興奮冷めやらぬ今朝、新聞を見ると、明日のWBA世界バンタム級選手権のことが書いてありました。チャンピオンは亀田興毅、挑戦者はなんと世界ランク12位のマリオ・マシアスです。よくもこんなに名前も聞いたことのない弱い挑戦者を見つけるものだと感心したり呆れたりでした。こんなことでは評価は上がりません。2流のチャンピオンのままです。ボクシング界では、もう亀田の名前が出ることはほとんどありません。



 ロシアの下院選挙では、プーチン首相率いる統一ロシア党がかろうじて過半数を確保するという敗北ともいえる結果でした。来年の大統領選にはプーチンが出馬して、メドベージェフを首相にし、憲法改正を行う構想だといわれていました。そんな驕りが批判されたのでしょう。わたくしが訪露した3年前は、原油天然ガスの高騰でロシア経済は絶好調。プーチンの任期は最高潮でした。権力の維持は難しいものです。



 きょうから、11日間の会期で12月定例会が始まりました。今議会での補正は総額13億2,280万円の少額です。新市長が誕生して3回目の議会ですが、こんな小規模の補正では松井市長が何をやろうとしているのがまだ見えてきません。しっかり議論してきます。