いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
昨日、わたくしの患者の通夜に参列しました。亡くなったのは98歳の女性です。2月にインフルエンザに罹り、安芸市民病院に入院していました。インフルエンザは完治して、近くの医院へ転院した矢先に急変して亡くなりました。
はるかに年下のわたくしが言うのは失礼ですが、可愛いおばあちゃんでした。その一方で、98歳という高齢になると「神々しさ」さえ感じさせていました。俗世間の煩わしさなど下らないものに見え、仙人(女性の仙人もいます)のような心境だったのでしょう。
祭壇の顔写真を見ていると、「詰まらんことに、くよくよしんさんな」と言われたような気がしました。まさに「お浄土に還る」という言葉がふさわしい大往生でした。悲しみの通夜なのに、なぜか爽やかな気分にさせられました。帰途の自転車に当たる冷たい風さえも心地よく感じられました。ご冥福をお祈りします。
注文した本
1.紳士の品格−わが懺悔録 PHP研究所
「政財界の黒幕」といわれた笹川良一の三男、笹川陽平の著書です。「上半身は父の方が紳士、下半身は私の方がはるかに紳士」というところが気に入りました。陽平の「お茶目」な一面が見えそうです。
2.真珠湾からバグダッドへ」−ラムズフェルド回顧録 幻冬舎
米の元国防長官の回顧録です。
3.魂の相克 講談社
「スポーツ界で活躍した在日韓国・朝鮮人がどれほど日本と韓国の社会に貢献したかが忘れ去られようとしている」と警告を鳴らします。
4.人間の基本 新潮新書
曽野綾子著。彼女の冷静な分析です。「ボランティアにも資格が必要。親から仕送りしてもらっている学生はボランティアより勉強しなさい」など辛口です。
5.震災復興 欺瞞の構図 新潮新書
大震災を口実にした大増税で、役所は「祭り」状態。空前の浪費のウソを暴く。
6.恐怖の環境テロリスト 新潮新書
エコのためなら人でも殺す。いま、日本を狙う黒い活動家の正体。
7.仁義なき日本沈没 新潮新書
東宝対東映の戦後サバイバル。
8.紳士協定 私のイギリス物語 新潮社
元外交官、佐藤優の回顧録。
9.昭和史を陰で動かした男 新潮社
正岡子規と同郷の俳人で第1の弟子が、なぜ政治の舞台裏へ進んだのか?
10.昭(あき)−田中角栄と生きた女 講談社
越山会の女王と角栄の間に生まれた著者が、「なぜ母は、私を生まなければならなかったのか」を問います。角栄失脚の一因を作った立花隆との対談も収録されています。
11.漢字楷草書「筆順」大字典 東京書道教育会 全2巻
筆順に自信がなくなりました。改めて筆順を勉強しなおします。