広島市議会議員(安芸区)

廃墟になっていた奈良ドリームランド


 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 いま午後2時ですが、先ほど激しく雷鳴が轟きました。空を見上げると積乱雲がありました。こんな気象状況の時に竜巻が起こるようですので、注意が必要です。竜巻の心配をしなければならないとは思いもしませんでしたが、気象が大きく変わりつつあるのでしょう。


 奈良ドリームランドに行ったことはありませんか?わたくしは小学6年生のときに父に連れて行ってもらいました。それまでは遊園地といえば廿日市の楽々園しか知らなかったので、全く異次元の世界に入り込んだような驚きでした。テレビで見ていたディズニーランドのような世界が広がっていました。ジョットコースターや回るコーヒーカップなどすべてが新鮮でした。今でもあの楽しかった時間を思い出します。


 奈良ドリームランドが閉園したことは聞いていましたが、奈良を訪れたのを機会にタクシーで案内してもらいました。写真のように全くの廃墟と化していました。施設を壊すだけでも巨額の費用がかかり、敷地も広大であるため買い手がつかないそうです。奈良市ではここを墓苑として整備する計画があると運転手が話してくれました。幼いころの自分にとっては、まさに夢の国であっただけに、現在の姿には一抹の寂しさを禁じ得ず、しばらくその場を離れることができませんでした。



 1983年に東京ディズニーランドが開園したことで入園者数が大きく減少したようです。さらに2001年には大阪にユニバーサルスタジオ・ジャパンが開業したことも致命傷となりました。閉園は2006年8月31日のことです。最盛期の年間入場者数は160万人であったものが、閉園直前には40万人にまで減少していたそうです。


ありし日の姿です。