広島市議会議員(安芸区)

神の存在を感じた奈良、伊勢


神武天皇を祀る橿原神宮の荘厳さ。銅板を1枚寄進しました。

聖徳太子が生まれたといわれる橘寺の二面石。こちらに見えるのは「善人の顔」

こちらは「悪人の顔」。

橘寺の天井画。

参拝者は寝っころがって天井を見上げていました。

伊勢神宮の内宮本殿。傘が役立たないほどの風雨でした。巨木がいたるところにみられます。神々しさに打たれました。

内宮門前にオープンした「おかげ横丁」。和菓子の「赤福」の経営だそうです。大雨にも拘わらずすごい人出でした。2分の1のスケールで江戸時代の伊勢の賑わいを見せています。

地元の人たちは、伊勢を訪ねてくれた客を「おかげさまです」と無料で歓待したそうです。握り飯の提供。旅人が病にかかっても無料で診てくれたそうです。参拝者のおかげで生活させてもらっていることに感謝しました。

伊勢では「後払い」が原則だったので、両替商は暇を持て余したそうです。鼻提灯が膨らんでいます。

馬の右側には年老いた母親を乗せ、左側には荷物を載せています。バランスを取るのは客の仕事だったそうです。

伊勢の遊郭

伊勢は、江戸の吉原、京都の島原と並んで三大遊郭の一つでした。最盛期には3000人の遊女がいたとか・・・。

御木本真珠島での海女の実演。

男は船を操るだけで、漁は女の仕事です。重労働のため、1シーズンで10キロ痩せるそうです。

英虞湾。筏は真珠の養殖用です。


 奈良は万葉の里、仏教伝来から始まる歴史の原点です。橿原神宮伊勢神宮、そのほかの神社仏閣では、神の存在を身近に感じました。また、来年は伊勢神宮の内宮、外宮ともに20年に一度の式年遷宮です。式年遷宮は、飛鳥時代天武天皇が定め、持統天皇の690年に第1回が行われました。来年は第63回目になります。最近、外宮にオープンした「せんぐう館」では式年遷宮による技術の伝承を学ぶことができます。本殿の建替えだけでなく、鏡や刀剣、装飾品など神社を新しくするためにはここまでの技術が必要であることに感動です。鏡を展示してありましたが、これほど歪みのない金属製(白銅)の鏡は初めてでした。自分を写してみましたが、全くゆがみがありませんでした。
 改めて日本の素晴らしさを実感できた奈良の旅でした。

注文した本
1.「わたしが出会った殺人者たち」 新潮社
2.「少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか 」 青春出版社
3.「死刑執行―隣りの殺人者」  (小学館文庫)
 すべて佐木隆三の著書です。彼は世間を騒がせた事件の裁判をほとんど傍聴しています。遭遇した死刑判決は100件を超えています。
70歳を過ぎて離婚したことも佐木さんらしいですね。