いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
一昨日は母校の広島城北高校5期生(昭和45年卒)の同期会が行われました。相変わらず元気はつらつの若々しい奴、変わり果てた奴、様々でしたが、卒業後42年たっても一瞬で当時に戻れるのが同級生の素晴らしさです。楽しいひと時を過ごしました。
昨日は午前11時からアメリカネバダ州ラス・ベガスで行われたプロボクシングWBO世界ウェルター級タイトルマッチの生中継を観戦しました。
チャンピオンのマニー・パッキャオに、ティモシー・ブラッドリー(28=米国)が挑戦して大金星を挙げました。パッキャオが敗れたのは7年ぶりのことです。
判定は2人が115−113でブラッドレー、1人が逆に113−115でパッキャオというスプリット・ディシジョンでした。まさかの王座陥落となりました。マニー・パッキャオ(33=フィリピン)は同じクラスのWBCチャンピオンのフロイド・メイウェザーとともにパウンド・フォー・パウンド、つまりすべての階級を通じて最強と言われており、ファンはパッキャオとメイウェザーの頂上対決を待ち望んでいましたが、これでしばらく遠のきました。先に、今年中にブラッドレーとの再戦が行われるでしょう。
パッキャオは最初はフライ級のデビューでした。いまはウェルター級で、6階級制覇の金字塔を打ち立てました。飛ばした階級もありますので実質は9階級制覇ということになります。もうこれほどのチャンピオンは出ないでしょう。ボクシング殿堂入りは間違いないところです。
驚かないでください。今回のパッキャオのファイトマネーはなんと、最低保障の2600万ドル(約20億円)プラス有料テレビの売り上げの分配金が20億円と言われています。
パッキャオは現在フィリピン国会の下院議員でもあります。試合前の記者会見の紹介は’Congress man'という肩書が付いていました。これには裏話があります。はじめてパッキャオが立候補したとき、かれは当選したらボクシング界から引退すると語っていました。かれのボクシングを観たいために住民は投票しなかったという逸話です。金も名誉も得たパッキャオのファイティグ・スピリットが萎えてしまわないか心配です。
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