広島市議会議員(安芸区)

消防上下水道委員会の所管施設視察(3)

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 

 8月3日の消防上下水道委員会の所管施設視察の最後は消防航空隊基地です。同基地は西区観音の広島西飛行場にあります。消防航空隊は平成2年4月に発足し、現在操縦士3名、整備士3名、隊員3名と課長の合計10名体制です。このヘリと、広島空港を基地とする広島県防災ヘリと協同で県内を2分し、県内全域を15分以内にカバーできる体制を整えています。
 機体はフランス製で価格は8億8,000万円。これにカメラなどの設備を加えると全体で11億8,000万円です。最大速度は324km/h、巡航速度は276km/hです。航続距離は850kmです。東北大震災にも救援に駆けつけました。
 防振設備によりブレのない撮影が可能で、赤外線撮影も可能です。赤外線カメラによって火災による煙で視界が悪い時にも正確な映像が伝送できます。また、ドクターヘリ的機能も備えており、医師が同乗して患者の搬送に当たります。ヘリで絶対にあってはならないのは部品の落下事故です。様々な工夫がなされています。また、隊員たちは真夏でも重装備で頑張ってくれています。


救急専用担架装置。担架と医療器架台で構成され、機内に固定できます。


消火タンク。900リットルの容量を持ち、機体に直接取り付けが可能です。


ニュース映像でよくみられる巨大なバケツ。