広島市議会議員(安芸区)

今夜、ユーロ暴落か?

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 昨日の春の嵐から一転して、夏日になりました。


 地中海の小国、キプロスが騒がしくなっています。
 欧州連合(EU)のユーロ圏財務相会合や国際通貨基金IMF)がキプロスに100億ユーロ(約1兆2400億円)を融資する代わりに、キプロスの金融機関の全預金口座に6・57〜9・9%の税金をかけることを決めました。口座からの預金引き出しを防ぐため、キプロス政府は16〜18日、一部の預金を封鎖しました。預金に税をかけることは国民の預金が強制的に収奪されることを意味します。EUやIMFは財政破たんに直面したキプロスに救いの手を差し伸べる代償として、この条件を示しました。
 キプロスギリシャに近く、以前にギリシャが財政破たん寸前まで行ったときに、富裕層は財産をキプロスに移しました。また、ロシアの影響力が強く、ロシアのブラックマネーのロンダリングキプロスの銀行が利用されているという噂もあります。ロシアとしても、あえてEUに留まらせるよりも、ユーロ離脱を進めているようです。


 キプロスとしては、EUを離脱してロシアの傘下となるか、財政破綻してデフォルトを選択するか、預金への課税を受け入れるかの瀬戸際に立たされています。
 その決定が日本時間の20日午前1時に国会で採決されます。


 国民の猛反発を受けている預金への課税が国会を通過するとは思えません。となると、今夜半にユーロ(大)暴落ということになる可能性が高いとわたくしは予想しています。
 キプロス問題が報道された週明けの16日、日本のマーケットが開いた途端にユーロは対円で2円30銭もの大暴落で始まりました。株式市場も日経平均が300円以上も値下がりしました。今夜暴落があればそんなものでは済まない可能性も大きいでしょう。円高に振れて、休日明けの東京株式市場も混乱が予想されます。

 この予想は的中するか?