広島市議会議員(安芸区)

高齢者の公共施設利用料金の免除

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。


 昨日で今年第1回の定例会が終わりました。毎年のことですが、第1回定例会は予算特別委員会が開かれるため長丁場です。今年は2月14日からの40日間でした。
 一昨日の予算特別委員会最終日と昨日の2回にわたって同じ内容の予算修正案が出されました。これは最終の議会意思決定機関は本会議であるためです(過去に予算特別委員会での決定が本会議で覆ることがありました)。


 現在、65歳以上の高齢者がスポーツセンターや文化センターなど広島市の公共施設を利用するときには料金を免除されていますが、予算案では今年7月から子供料金(大人料金のほぼ半額)を徴収することになっていました。修正案の内容は、これを削除するものでした(つまり、これまで通りに免除する)。


 わたくしは、広島市の財政状況を考慮すれば適切な受益者負担は必要と考えています。しかし、今回の案はあまりにも唐突に出されたために市民への周知徹底もなく、また市民の理解も得られていないと判断し、修正案に賛成しました。
 結果は賛成少数でこの修正案は否決されました。7月から高齢者の利用が減少することは間違いありません。これによって、高齢者の健康や社会参加にどのような影響が出るかしっかりと検証する必要があります。