いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
猛暑が続き、首都圏の水がめが干上がりそうな模様です。
毎週金曜日の午後１０時から放映されるＮＨＫ総合の番組「総合診療医ドクターＧ」をぜひともご覧ください。Ｇはgenaralの頭文字です。この番組はある症状についてドラマ仕立てで解き明かします。出演する３人の研修医はよく勉強していて、高いレベルです。研修医たちは専門家からの質問に答えなければならず、試験を受けているような厳しさが感じられます。わたくし自身も、知識を試されているようで緊張します。
この番組の素晴らしさは、医師だけでなく、医学に素人でもクイズを解くように楽しめることです。先週は、くも膜下出血で起こる突然の意識消失についてでした。強烈な頭痛を伴うような典型的なくも膜下出血ではないため、いろいろな診断名が飛び交い、楽しめました。わたくしは髄膜炎と診断しましたが、みごとに外れました。
この番組を見ながら、学生時代に受けたＣＰＣという講義を思い出しました。これは実際の症例を使って、検査データなどの情報を得て学生が議論しながら診断するものです。最期の審判は解剖を担当した病理医が行います。２時間があっという間に過ぎてしまう楽しい講義でした。
皆さんにも非常に参考になる番組です。ぜひご覧ください。
