広島市議会議員(安芸区)

医療について問題提起

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 

 きょうは医療について、いくつか問題を提起します。みなさんはどうお考えでしょうか?
1.2011年の日本の貿易赤字は2兆5000億円です。このうち薬代が1兆3660億円を占めています。高額医療費で大きな比重を占めるペースメーカーや心筋梗塞のときに使われる冠動脈ステント、心臓の人工弁などは多くが輸入品です。薬代やこれらの機材はは貿易赤字に大きく貢献(?)しています。TPP参加によって、この赤字幅はさらに大きく膨らむことでしょう。


2.2025年には医療費は54兆円になると予測されています。年間の税収を上回る額であり、今と比べて19兆円の増加です。年金はこの間に7兆円増えます。高齢化社会では医療費の膨張は抑えようがありません。そのほかに医療費増大の要因として、時代の流れもあります。たとえば、バイクが転倒して頭を少し打撲した場合にCTスキャンをするかどうか?わたくしは、軽微な打撲ならする必要はないと考えますが、万一の頭蓋内出血や訴訟のリスクを考えて検査することもあるでしょう。リスクを伝えて、頭痛やしびれがあれば早く受診するように指示すれば無駄な検査は避けられるでしょう。しかし、患者側が検査を要求することもあり、ケース・バイ・ケースです。