広島市議会議員(安芸区)

男性には見えない色が見える女性がいる

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 今朝、安芸区スポーツセンターで行われた、安芸区女性スポーツ大会に行ってきました。そのパワフルさに圧倒されました。


 男女の脳には性差があることはよく言われています。たとえば、人間の眼は光の三原色にに対応する3種類の色覚細胞(赤・緑・青)を持っていて、その組み合わせで色を識別します。しかし、女性の一部には4種類の色覚細胞を備えている人がいるそうです。遺伝学的には約7%と言われますが、実際には約半数とも言われます。この人たちは赤の領域に当たる色を2種類に感じます。三原色色覚者には見えない紫色が見えるそうです。


 商品開発の現場では、女性向けのピンク色の判断は女性が行うそうです。男性が決めた色が女性には拒否されることが多いからです。海外の免税店で土産用に買った口紅が必ずしも相手から(奥様に限らず)喜ばれないのは、こうした男女差が原因かもしれません。


 色は波長で決められます。わたくしは、若いころ「色の事典」という本を買ったことがあります。同じ赤でも何種類もあり、それぞれに名前が付けられていました。日本人がこれほどまで細やかに色を大切にしてきたことに感動した経験があります。冷静に考えれば、自分が感じている色が他人にどう見えているか全くわかりません。
 古来から、人間は「色」に迷ってきた生き物なのでしょう。男性たるもの、いつまでも「色男」でいたいものです。