いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
今朝、自転車を走らせるとひんやりとした風を感じました。この時期の澄んだ空気の匂いは気分を爽やかにしてくれます。
わたくしがよく見る番組に「謎解き!江戸のススメ」があります。片岡鶴太郎と草野満代のコンビで好評な番組です。先日は市川團十郎を取り上げていました。團十郎は自殺したり、舞台で刺殺されたりと波乱万丈の名跡です。
番組の中で「助六由縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)が紹介されていました。この演目は成田屋の市川家の十八番です。番組を見ていて助六寿司をを食べたくなりました。助六寿司は巻き寿司といなり寿司の組み合わせです。
「助六由縁江戸桜」は、助六と三浦屋の花魁揚巻(あげまき)のラブロマンスです。
揚巻の「揚」は、いなり寿司の油揚げを、揚巻の「巻」は巻き寿司を洒落たものです。江戸っ子の粋が現れています。
山椒をたっぷり振った木の芽和えもおいしい時期になりました。