広島市議会議員(安芸区)

憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使に反対しました。

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 

 昨日第2回広島市議会定例会が終りました。何回かに分けて議会報告を申し上げます。
 昨日の最終日は、議長の続投や委員会構成を巡って紛糾し、開会が大きく遅れました。本来は午前10時開会の予定ですが、始まったのは午後1時でした。13の日程のうち、まず3つだけを採決して休憩に入りました。再会されたのは午後4時でした。いつ始まるかわからない開会を待つのは疲れるものです。試合が始まる前にスタミナを使い果した感じでした。


 市民連合から意見書案第25号、「憲法解釈の変更による集団的自衛権行使を容認しないことを求める意見書案」が出されました。
(意見書案や決議案の番号は選挙が終わったのち、最初に出されたものから数え、次の選挙が終われば再び1から数えることになっています)



 わたくしは、集団的自衛権行使には反対しません。しかし、これを憲法解釈の変更で行うことには反対です。内閣が変わるたびに解釈が変更されることを認めることはできません。なし崩し的に誤った方向に国を導く危険性があるからです。集団的自衛権を行使するのなら、正面から国民の意見を問うべきです。それには衆議院の解散か国民投票によるべきだと考えます。


 以上のような理由から、わたくしはこの意見書案に賛成しましたが、結果は賛成少数で否決されました。
 この意見書案については、自民党の議員の中でも意見が分れていました。わたくしと同じような考え方が多かった印象です。
 注目されていた公明党は8名の議員全員が退席し、採決には加わりませんでした。
 次回は、わたくしの会派が提出した決議案第10号、「広島市国民健康保険料の更なる激変緩和措置を求める意見書案」について書きます。