広島市議会議員(安芸区)

広島市の保育料滞納が3億1000万円

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 今日は監査委員として決算特別委員会の厚生関係の審査に出席しました。審査の時間は約4時間半でした。


 この中で、広島市の保育料の滞納が約3億1,000万円という数字が出ました。平成25年度分が約7000万円、前年度からの滞納繰越分が約2億4千万円、合計で約3億1,000万円です。


 滞納の理由として「生活困窮」を挙げたものが690人、6,385万円でした。これは、保護者の勤務状況による収入の減少や離婚によるひとり親家庭となったものなどです。

 次に「営業不振」を理由としたものが313人、2,888万円でした。自営の保護者の業績悪化や事業失敗による休業・廃業などです。

 このほか、保護者の納付観念が希薄なものや、保育園を卒園や退園した児童の保護者の所在が不明になったものなどを理由としたものが2,397人、2億2,171万円です。


 生活に困窮した場合はやむを得ないと言えますが、悪質な保護者もいるということです。支払能力があるにもかかわらず納付しない保護者に対しては、給与や預金などの差し押さえによる滞納処分を行います。平成25年度の滞納分のうち、差し押さえ処分を行ったものは554人、6,482万円です。これには同情の余地はないでしょう。


 市では滞納を減らすために、口座振替やコンビニでの納付などの取り組みを行っています。