広島市議会議員(安芸区)

広島市では緊急時でも伝言ゲームを続けるそうです

いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。


 大寒の最中、寒い日が続きます。春も息吹も間もなくです。学生時代、毎年この時期に岡山市旭川(広島の太田川のように大きな川です)で寒中水泳を行ったものです。
 この時期の川の水は寒さを感じるというよりも、痛さを感じます。全身に針が刺さる感覚でした。しかし、本当につらいのは二度目に水に入るときです。いったん水から上がって焚火に当たります。体が温もったあとに水に入るのは最初に入る時とは比べ物にならないほどのつらさでした。今となっては懐かしい思い出です。


 きょうは、8月の土砂災害についての避難対策等検証部会の検証結果が出されたことを受けての全員協議会が開かれています。検証部会についての全員協議会はこれで3度目ですので、目新しいことはありません。
 しかし、伊藤議員(安佐北区)の質問に対しての答弁にはあきれました。これまでも指摘されてきましたが、災害が発生したときに、消防局長から市長へ災害対策本部設置の報告は直接ではなく、市長秘書を通じて行われました。その承認も秘書を通じて消防局長になされました。まさに伝言ゲームです。伊藤議員の質問は、今後は秘書を通じてでなく直接ホットラインで行うべきだとの趣旨でした。消防局長の答弁は、秘書を通じての「やりとり」でも支障がないのでの今後もこの方法で行うとのことでした。
 74人の尊い生命を失ったのに、何らの反省もなく、伝言ゲームを続けるそうです。この危機感の欠如はいったい何なのでしょうか?やりきれない思いです。