広島市議会議員(安芸区)

ナガサキだけでなく、ソ連のだまし討ちも忘れてはならない。

 長崎で平和記念式典が行われました。犠牲者に哀悼の誠を捧げます。核兵器による無差別大量殺りくの悲劇を二度と繰り返してはなりません。
 

 同時に今日はソ連が日ソ不可侵条約を一方的に破棄し、宣戦布告もせずに、日本を攻撃した日です。日露戦争の報復と領土拡大が目的でした。ソ連軍は日本人に対して暴行・略奪の限りをつくしました。そのうえ、日本軍兵士をシベリアに抑留して強制労働させました。戦勝国であるがゆえに糾弾されることもありません。日本は敗戦国であるがゆえに、汚名を着せられ、いつまでも謝罪を要求されます。

 
 安保法制が物議を醸しています。武藤議員の「戦争に行きたくないじゃんというのはエゴ」だとの発言が袋叩きに合っています。誰だって戦争に行きたくありません。しかし、いま、我が国が戦争を仕掛けられたときにどうするかという視点がすっぽり抜け落ちていることを感じます。
 尖閣や沖縄に中国軍が、竹島に韓国軍が進駐したときにどうするのか?。戦争は嫌だと言っていれば、他国が攻めてこないとの幻想を抱くのは日本人だけでしょう。


 被曝70周年の今年、8月6日、9日、そして15日に、平和とは、国防とは、を問い直すよい機会でしょう。