広島市議会議員(安芸区)

同期生のフィリピンとベトナムからの受賞祝賀会

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 程度が低く、騒がしいニュースがマスコミを賑わしています。元プロ野球選手の覚せい剤使用、イクメン宣言した代議士の不倫、タレントの二股交際・・・・
 こんな番組を放送停止にしてほしいくらいです。


 2月7日に岡山市内のホテルで開かれた岡山大学心臓血管外科の佐野俊二教授の受賞祝賀会に出席しました。昨年、フィリピンとベトナムで受賞したことを祝うものです。
 「日本の国益に寄与し、世界の子どもの命を救う 佐野俊二教授 フィリピン・グシ平和賞とベトナム保健大臣表彰を祝う会」と銘打って行われました。


 佐野教授は、オーストラリアとニュージーランドに留学し、若いころから高い評価を得ていました。岡山大学医学部教授に就任したのは、若干41歳の時でした。自腹を切って、グループを率い、フィリピンとベトナムで指導を行い、今回の受賞となりました。来賓のスピーチの中で、「佐野教授の預金通帳には残高がない」との曝露がありましたが、単なるジョークとは思えませんでした。
 パーティーの中で、フィリピンでの手術が供覧されましたが、まさにゴッドハンドと言えるものでした。その神の手により、2007年に放映されたフジテレビのドラマ「医龍 Team Medical Dragon2」の医事監修を務めました。
 日本と異なり、術前の検査も十分に行えないため、胸を開いてみなければわからないことも多く、術中に指示した医療器具がすぐに用意できないこともあります。


 最近では、JICAや文科省厚労省を動かして、資金援助も得られるようになっています。発展途上国に対しての援助は、ただ資金や機械を提供するだけでは不十分です。たとえば、建築機材を提供しても、壊れても修理ができずに放置されるのでは意味がありません。最も有効なのは、その国で指導的な役割を担えるような人材を育てることです。佐野教授は、医療の分野で多くの人材を育てています。
 同期生として、佐野教授を誇りに思います。


 パーティーまでに時間があったため、青春時代を過ごした街を散策しました。住んでいたアパートは外観が代わっていましたが、残っていました。足しげく通った焼き鳥屋やパチンコ屋、パブなどは、なくなったり、看板が代わったりしていましたが、懐かしさで胸が熱くなりました。