広島市議会議員(安芸区)

アメリカ大統領候補たちの一口評価

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 平成28年度の予算特別委員会が続いています。今日は文教関係の審査が行われました。

 
 アメリカ大統領選挙の予備選はスーパーチューズデーが終わり、民主党ヒラリー・クリントン共和党ドナルド・トランプの対決となりそうなムードです。
 戦後、アメリカ大統領選挙で与党が3連勝したのはたった1回です。1988年、共和党ロナルド・レーガンが2期勤めた後、ジョージ・H・W・ブッシュが当選したときだけです。このとき、レーガン大統領は退任前でも60%以上の支持を集めていました。与党が3連勝すること、つまり2期勤めた大統領と同じ政党の後継者が後を継ぐことがいかに難しいかを物語っています。
 憲法が改正される前には、民主党フランクリン・ルーズベルトが3期12年(1933年〜1945年)勤めた例があります。


 ごく最近、アメリカ国内で行われたアンケートでの面白い結果が出ました。大統領候補の印象から連想する言葉を問うたものです。民主、共和両党の支持者へアンケートを行っています。日本語に訳して紹介します。
 ヒラリー・クリントンの印象は、トップが「嘘つき」、次いで「不誠実」、3番目に「信頼できない」とネガティブな言葉が並んでいます。やっと4番目に「経験」、そして「強さ」と続いています。こうしたことが苦戦していることにつながっているのでしょう。
 

 当初は有力視されていながら、先日撤退したフロリダ州知事のジェブ・ブッシュについては、まず「ブッシュ」。政治家としての毛並みの良さ。父と兄が大統領に就任したブッシュ一族です。次に「ファミリー」。これもブッシュ一族と同じです。3番目にやっと「正直」が出てきます。しかし、4番目には「弱さ」、5番目に「ブラザー」。つまり第43代大統領、ジョージ・W・ブッシュの弟です。これでは支持は広がらないでしょう。


 一方、ドナルド・トランプはどうか。まず「傲慢」、次いで「嘘つき」、3番目に「馬鹿者」、次に「ビジネスマン」、「ピエロ」と続きます。意外にネガティブな評価です。


 このアンケートは2月1日のアイオワでの予備選が行われる前のデータですので、現在では変わっているかもしれませんが、興味深い内容です。とくにトランプにはアメリカン・ドリームを象徴する成功者のイメージがあるのかも知れません


 また、本選挙を想定した質問もあります。クリントン対トランプならほぼ互角、クリントン対マルコ・ルビオならルビオ優勢と出ています。
 最後まで眼が離せません。