広島市議会議員(安芸区)

アメリカ共和党主流派が最も恐れていること

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 すっかり春です。春は、お供に花粉と黄砂も連れて来ました。


 アメリカ大統領選挙の予備選は、民主党ではヒラリー・クリントンが優勢を保っています。一方の共和党テッド・クルーズドナルド・トランプを激しく追いあげています。次第にトランプ包囲網が狭まっている印象です。


 共和党主流派としては、トランプは論外、クルーズもエスタブリッシュメントに厳しい態度で臨む考えなので、マルコ・ルビオに勝ってほしいところです。トランプの対立候補をルビオに一本化して、クリントンとの本選挙に持ち込みたい思いですが、なかなかそのとおりには進んでいません。
 ところで、いま、共和党主流派が最も恐れていることは、共和党の指名から外れたときに、トランプが無所属で本選挙に立候補することです。過去にも、1992年の大統領選挙に無所属で立候補した大富豪のロス・ペローが約19%の支持を得たことがありました(ただし大統領選挙人はひとりも獲得できませんでした)。


 トランプの性格からして、共和党の指名争いに敗れたら、無所属で立候補するでしょう。この場合、共和党の票が割れて、クリントンを利することになり、共和党は惨敗です。いま、共和党主流派が恐れているのは、トランプが無所属で立候補することです。