広島市議会議員(安芸区)

「子どもの声がうるさい」から幼稚園の開園中止だとは

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。


 千葉県市川市で、4月に開園予定であった私立幼稚園が、「子供の声がうるさい」などの近隣住民からの苦情で、開園を断念しました。


 法に違反したわけではなく、正規の手続きに従って進めた計画です。子供の声がうるさいのは当たり前でしょう。この程度の理由で反対することが正義とは思えません。自分たちも子供の頃、近所にうるさい声を聞かせていたでしょうに。子供の声を受け入れるのは、受容の範囲でしょう。


 自分たちが出した、ごみやし尿の処理を他の地域に押し付けておきながら、自分たちのことだけを考えることは恥ずかしいことです。現代の社会は、お互いが少しずつ我慢することで成り立ちます。「地域で子育て」はこの地区の住民にとってはただのお題目なのでしょう。自分たちの年金を支えてくれる子供を目の敵にするとは。
 このニュースを聞いて、やりきれなさを感じました。