広島市議会議員(安芸区)

こどもは国の宝

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 今日5月5日は「こどもの日」です。幼い頃、近所の銭湯では「端午の節句」には湯船に菖蒲の大きな束が浮かんでいました。最近では「端午の節句」という言葉を聞かなくなりました。わたくしが幼かった頃は、「こどもの日」は自分たちを祝福してくれていることを実感したものですが、最近のこどもたちの思いはどうなのでしょうか?
 わたくしが小学校1年生のときには振替休日はありませんでした。この年には5月4日が日曜日で3連休になり、嬉しかったことを思い出します。


 今年4月1日時点で、外国人も含めた国内の14歳以下のこどもの数は、前年より15万人減の1605万人です。35年連続の減少とのことです。人口4000万人以上の31カ国の中では、ドイツの13.1%を下回り、最も低くなっています。子供は国の宝です。こどもが元気に遊びまわる時代を取り戻したいものです。
 「こどもの日」を迎えて、改めて「子どもの声がうるさい」からという理由で幼稚園の開園を中止に追い込んだ千葉県市川市の住民エゴを虚しく感じます。


 昨日は久しぶりにフラワーフェスティバルに行きました。好天の中に強い風が吹き、心地よさを感じました。お招きいただいた「歌うおまわりさん」小原治朗さんのステージを鑑賞した後で平和大通りを歩きました。さまざまな露店を見ていると、幼かった頃の祭りの楽しさが蘇ってきました。あの頃は露店で何かを買ってもらうだけで感激したものです。落語の「天神祭」に出てくる、はしこいこどもの心境でした。
 わたくし自身、こどもたちを露店に連れて行ったときの、彼らのキラキラした瞳の輝きは忘れられません。あれこれと玩具を手にしたときの純真無垢な瞳の輝きでした。


 「歌うおまわりさん」、元広島県警察官の小原治朗さん。県内各地を回り、歌で防犯意識や地域愛を説いています。