広島市議会議員(安芸区)

サッカー専用球場の建設は当分無理でしょう

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。

 昨日で6月定例会の一般質問が終わりました。この中で何度かサッカー専用球場が取り上げられました。広島市の答弁の主な内容は次のようなものでした。
 サンフレッチェ側が提案している旧広島市民球場跡地への建設は、
(1) 施設の規模が2万6千人の収容であり、国際大会誘致の可能性が低く、サンフェレッチェ広島のホームゲームで入場できない観客が出る。
(2) 施設の内容では、観客の停留場所や導線確保が困難であり、旧市民球場よりもイベントスペースが狭いコンコースの使用で使用料を徴収するが、現在の年間75万人を大きく上回る100万人〜150万人の集客を見込んでいる。
(3) 概算事業費については、積算内訳が明確でない。建設コストが30%高騰していることが反映されていない。
(4) 資金計画にも疑問がある。ことなどから引き続き検討する必要があるとなっています。


 一方、宇品みなと公園は、交通対策に問題があるものの、複合施設等の併設が可能で、まちづくりの観点からも優れているとの答弁でした。


 議員の考えも、旧市民球場跡地、宇品みなと公園、さらに安佐南区の広域公園のままで良いとする意見があり、それぞれに多数を形成するに至っていません。
 このままでは、旧市民球場跡地と宇品みなと公園のどちらに決定しても、反発やしこりが残ります。現時点での建設候補地は、旧市民球場跡地と宇品みなと公園の2か所に絞られています。しかし、わたくしは、これまでの議論を踏まえて、中央公園(広島城のそば)を新たな候補地とするのが良いと考えます。
 いずれにしても、このままズルズルと年余にわたって決定が引き伸ばされることになりそうです。県と市のトップの決断と指導力に期待はしていますが・・・・・

 
 今日は、建設委員会で、明日は厚生委員会で、とくに平和記念公園の禁煙化について質問します。建設委員会で質問するのは都市整備局が公園の管理を所管しているためです。