広島市議会議員(安芸区)

寂しいね、広島券番の廃業

 いい顔、ふやそう。おきむね正明です。
 午前中の本会議で平成28年度関係議案がすべて可決されました。27日から3月21日までの長丁場で平成29年度予算特別委員会が開かれます。しっかり議論します。
 

 今朝の中国新聞に「広島券番」廃業の記事が掲載されていました。63年の歴史に終止符が打たれました。券番は花柳界で芸妓と料亭の仲介するものです。昭和初期には市内に6か所もあったそうです。市内の料亭の数も最盛期には50軒に上っていたそうで、その盛況ぶりが窺えます。現在、料亭は2軒だけになり、券番の出番も少なくなりました。廃業も時代の流れでしょう。


 わたくしは十数年前、観音の「うを久」で高齢の女性に三味線を弾いていただき、小唄を披露したことがあります。懐かしい思い出です。わたくしが稽古していたころの小唄の世界はそれはそれは華やかなものでした。元木寿以友明(もとき すいともあき)という名跡をいただきました。師匠が爪弾く三味線は素晴らしいものでした(小唄の三味線は撥を使わず爪弾きです)。またひとつ広島から日本文化が消えてゆきます。寂しいことです。