広島市議会議員(安芸区)

間違っている小池都知事の手法

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 明日から3日間、とうかさんです。いよいよ夏到来です。



 先週末に、友人の葬儀で飛騨高山へ行きました。火葬場から立ち上る煙を眺めながら、「昇天」という言葉を噛みしめました。骨上げして、軽くなった友人に改めて別れを告げました。


  小池都知事自民党へ離党届を出しました。遅きに失した感は否めません。自民党籍を持ちながら都民ファーストの会の代表に就任すること自体が矛盾しています。
 また、都民ファーストの会の公認や推薦で都議会議員選挙に立候補することは、小池知事の主張を丸飲みすると宣言することに等しいものです
議員は住民から選ばれます。知事や市長も住民から選ばれます。議員は住民のために、行政の暴走や不作為を正す役割を担っています。都知事を代表に担ぐ地方政党から出馬することは、都知事の暴走や不作為に対しても異を唱えないことです。それは地方議員として自殺行為であり、住民に対する裏切りです。豊洲市場の移転についても、知事の判断に従うとは。これほど大切な問題について自分の考えを持たないのなら立候補する資格なし。


 総理大臣は国会議員によって選ばれる議院内閣制ですから首相与党、野党はあって当然です。これに対して地方自治体では首長と議員は別に選ばれる二元代表制です。知事与党とか市長与党ということばはあってはならないものです。あるのは、議員が自ら選んだ議長に対してだけです。小池知事の手法は地方政治の二元代表制を危うくするものです。わたくしには、小池知事の人気にあやかろうとする候補者は胡散臭く、あざといとしか見えません。小池知事は都議会議員選挙ファーストなのでしょう。厚生労働省自民党の混乱ぶりを見て、受動喫煙防止条例を公約に掲げましたが、この条例は思い付きでできるような簡単なものではありません。2年間にわたって県民、事業者、議会との大激論を経て、2009年に当時の松沢成分知事が成立させた日本初の受動喫煙防止条例の苦労を知らずに打ち上げた花火なのでしょう。そもそも都民をファーストに考えることは当然のことです。それを掲げても何の具体的な政策にはならないでしょう。地方議員として、小池都知事の手法にはノーです。