広島市議会議員(安芸区)

日本人が忘れてはならない通州事件

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。


 昨日7月29日は日本の歴史上大きな2つのことがありました。一つは明治天皇崩御です。もう一つは通州事件です。通州事件は広く知られてはいません。わたくし自身詳しく知りませんでした。7月29日を迎えるにあたって、改めて通州事件を学びました。著書は、「通州事件 目撃者の証言」(自由社ハンドブック 藤岡信勝編著)です。 

 通州事件は最近では教科書に登場しています。自由社の新しい歴史教科書にはこう書かれています。
 「北京東方の通州には親日政権が作られていたが、1937年7月29日、日本の駐屯軍不在の間に、その政権の中国人部隊は日本人居住区を襲い、日本人居留民385人のうち、223人が惨殺された(通州事件)」。
 


 しかし、惨殺がどのようなものであったかは書かれていません。目撃者が少なかったことも一因です。今回わたくしが読んだ著作は、中国人と結婚していながら中国人を装って通州に暮らしていた日本人女性の証言です。あまりにもひどい惨状に読むことがつらくなりました。通州事件の残虐行為を見ると、支那人の持つ残虐性というものを強く感じます。殺した相手に対して一片の同情も哀れみの心もなく、殺すこと。死体をいたぶることに、これ以上ない興味を持っているということです。日本人はこのような死んだ相手に対して残虐行為を行うことはあり得ません。民族性が明らかに違います。



 証言をしたのは佐々木テンさんです。天さんは大阪で沈という支那人と結婚して、支那にわたり通州に住みます。周辺の情勢が危ういものになり、沈さnから日本人としての身分を隠すように言われました。通州事件が起きる直前の通州では、朝鮮人支那人に対して日本人の悪口を言いふらしていました。また蒋介石が育てた教育総隊という学生からなる精鋭部隊は、銃剣と青竜刀を持ち、「日本人皆殺し」というようなことを叫びながら行進していました。 そして、7月29日の朝を迎えます。未明に日本軍兵舎の方から銃声が聞こえてきます。8時過ぎになると「日本軍が負けた。日本人は皆殺しだ。」と騒ぐ声が聞こえてきます。9時過ぎ、誰かが「日本人居留区で面白いことが始まっている。」と叫びます。女子供が殺されているというのです。テンさんが沈さんと日本人居留区に走ると悲惨な光景が目に飛び込んできます。
 一例を挙げます。
 日本人の家から学生部隊が一人の娘さんを引き出します。15〜16歳です。学生は娘さんを押し倒し、衣服をはぎ取ります。恐怖のあまり、娘さんは「助けてー」と叫びます。そのとき一人の男性が飛び出してきて、娘さんの上に覆いかぶさります。父親でしょう。すると、支那の兵隊がいきなりこの男の頭を銃の台尻で力いっぱい殴りつけ、グシャッという音とともに脳漿が飛び散ります。その後、父親の体を何度も何度も突き刺します。次に兵隊と学生は気を失っている娘さんのところへ行き、両下肢を広げて凌辱しようとします。支那人とはいえ、たくさんの人が見ている前で人間最低のことをしようとしているのです。娘さんは一度も経験がなかったのでしょう。凌辱がうまくいきません。すると3人の学生が広げられるだけ下肢を広げます。そして兵隊が持っている銃身で娘さんの陰部を突き刺したのです。「ギャー」という悲鳴が聞こえます。さらに兵隊は笑いながら、この娘さんの陰部を抉り取ります。さらに、その兵隊は娘さんの腹部を縦に切り裂きます。それから剣で首を切り落とし、その首をさっき捨てた父親の死体の方へ投げ捨てます。こうした中でも支那人は誰も止めません。これが通州で、支那人が日本人に対して行ったことの一部です。事件が起きる前にはあらかじめ、兵隊や学生は日本人の住居を調べ、チョークで目印をつけていました。まさに日本人を皆殺しにしようとしていたのです。

 上の場面を除いて、テンさんの証言を列挙すると、
1.数十名の日本人男性を数珠つなぎにして虐殺。
2.二人の女性を引き出し、凌辱して殺害。
3.路上で念仏を唱えてこと切れた老婆。「くやしい」、「かたきをとって」が最後の言葉でした。4.木刀で抵抗した妊婦の夫の頭皮を剥ぎ、目玉を抉り、腸を切り刻む。5.7〜8か月の妊婦の腹を裂き、胎児をつかみ出して踏みつける。6.50人以上の日本人を集団で銃殺。7.4〜50人の日本人を池の周囲で虐殺して、死体を池に投げ込む。血で池が真っ赤に染まった
8.ある家では親子二人が惨殺され、子供は手の指を揃えて切断されていた。9.牛のように鼻に針金を通された子供や、片腕を切断された老婆。ある飲食店では一家ことごとく首と両手を切断されて捨てられていた。10.女性という女性は14〜15歳以上はことごとく強姦された。 証言では、これらのすべての場面が詳しく語られていますが、あまりにも悲惨なので、これ以上詳しく書くことは憚られます。

 漫画、「はだしのゲン」では日本兵が上のような残虐行為を働いたように描かれています。そのうえで主人公のゲンに「その数千人の人間の命を平気でとることを許した天皇をわしゃ許さんわい」と語らせています。
 著者は、「冗談ではない。この漫画に描かれていること、とりわけ妊婦の腹を切り裂いて中の赤ん坊を引っ張り出すことや、女性の性器を銃剣で突き刺したり、異物を突っ込んだりすることは通州事件支那人が日本人に対してやったことなのであり、それだけでなく、済南事件などでも行われ、中国人の猟奇的性格を示す有名な悪行の一つとなっている。それを日本人の所業になすり付けて糾弾するとは、はだしのゲンの作者の中沢啓治氏は正常な思考ができたのか、無知ゆえに単に騙されたのか明らかにすべきであり。関係者、出版社も責任を取るべきである。」と述べています。わたくしも「はだしのゲン」は子供に読ませるべきものではないと考えています。
 以上のような残虐性を日本人は持っていません。支那人特有の民族性でしょう。
 


 下は奇しくも同じ7月29日に崩御された明治天皇の御製です。 
  国のため 仇なす仇は くじくとも
        いつくしむべき 道な忘れそ
 敵対するものに対しては徹底的に戦っても、戦が終わったあとは戦争の被害に泣いているものに対してはこれを大切に救いなさいという意味です。これが日本人の民族性でしょう。上のような残虐行為をできるはずがありません。
 中国や韓国のいわれなき中傷には断固として立ち向かわなければならないことを強く感じた著書でした。価格500円の著作ですが、是非とも購読をお勧めします。