広島市議会議員(安芸区)

山中慎介散る。

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 
 昨夜行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチでチャンピオンの山中慎介は4回TKOで敗れました。具志堅用高が持つ連続防衛の日本記録13に並ぶことが期待されていただけに残念な結果です。トレーナーがタオルを投げ入れたことに対して、帝健の本田会長と帝健プロモーションの浜田代表は違う思いがあったようです。
 
 とはいえ、山中の12回連続防衛の偉業が色あせるものではありません。具志堅はチャンピオンになる前はフライ級に所属していましたが、体重が軽く厳しい戦いが続いていました。幸運にもワンランク下にライトフライ級が作られ、「水を得た魚」の形容がぴったりの活躍の場を得ました。当時このクラスは選手層が薄く、具志堅はまさに敵なしの様相でした。13回連続防衛にはそんな幸運もありました。
 
 一方、山中はバンタム級という選手層の厚いクラスで12回の連続防衛を果たしました。わたくしは具志堅の13回よりも山中の12回のほうを高く評価します。