広島市議会議員(安芸区)

国家観が見えない小池国政新党

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 カープのV8おめでとうございます。16日に目の前で胴上げが見られなかったのが残念でなりません。


 
 文藝春秋10月号は興味深い記事が多く、読みごたえがありました。

安倍総理の「驕りの証明」
「小池国政新党」我らが目指す姿
連合会長「民進党にはもう後がない」
米軍は核を使いたがっている トランプと金正恩チキンレース」の行方金丸信次男米朝緊迫下の平壌訪問記豊田真由子議員独占告白金融庁森長官の「最後の戦い」ソニー社長「どん底からの復活」を語る定年後の常識が変わった・・・・

 
  わたくしがとくに注目したのは「小池国政新党」我らが目指す姿でした。これはともに衆議院議員若狭勝長島昭久氏の対談です。若狭勝氏は「日本ファーストの会」の主宰者です。この対談を終始リードしていたのは長島氏です。長島氏がテーマを提示して自分の考えを述べ、それに若狭氏が応じる形がほとんどです。具体性があるのは長島氏で、若狭氏は総論的な内容に終わっています。若狭氏は、日本歯科医師連盟自民党への1億円献金事件をはじめ、利権や金の絡む「しがらみ政治」を追求してきたため、現職国会議員の誰よりも自民党政治の奥深いところまで知っている自負があると述べています。「しがらみ政治」を批判し、それから脱却して政治を成熟させることが新党の大きな役割だとも述べています。それならなぜ「しがらみ」だらけの自民党から立候補したのでしょうか?


 また、若狭氏は衆議院解散が予想できていない時点で、10月22日には三つの衆院補選にあわせた総選挙の可能性も否定できない。そのとき「解散なんて予想外でした。新党は間に合いませんでした」ということは万に一つもあってはならないとも述べています。今となっては空しく聞こえます。


 若狭氏は最後に、政党助成金のために年内に新党を作るというやり方が国民の共感を呼ぶとは思えない。そうした批判をされないように、互いの理念を理解すべく話し合いを続けている。細野豪志渡辺喜美松沢成文氏らと会っているとも述べています。これらの人物が理念を共有しているとは思えませんが・・・。
 総じて長島氏がしっかりとした国家観を持っているのに対して、若狭氏からはほとんど国家観が感じられない内容でした。