広島市議会議員(安芸区)

プロスポーツにビデオ判定は必要ない。

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。急に冬に帰ったような寒さです。マツダスタジアムの観客は震えながらの観戦になるでしょう。ビールの売れ行きはサッパリ?


 最近は大相撲でもプロ野球でも、ビデオで判定が覆ることがしばしばあります。大相撲の場合、「物言い」のとき、審判員がイヤホンでビデオの確認を行う映像が流れます。行司と4人の審判員が至近距離で観ているにも関わらずです。ビデオによる判定は興ざめです。大横綱大鵬は、誤診によって連勝がストップした時、「そんな相撲を取った自分が悪い」と語りました。そんな潔さが求められるでしょう。


 プロ野球でも、「リクエスト」と称して1試合に2回までビデオによる確認が求められることになりました。これもわたくしは不要と考えます。ビデオをスローで見れば何とでも言えます。たとえ、誤審であっても判定を受け入れるべきだと思います。こんなことを続けていては、審判の権威を下げ、やる気を削ぐだけでしょう。判定は人間が裁くことに意味があります。
 自分の判定に抗議した監督に対して、「俺がルールブックだ」と一喝した二出川審判のような毅然とした対応こそ審判の権威でしょう。いずれ人工知能によって審判が駆逐されることになるのでしょうか。ミネラルウォーターと違い、蒸留水は体に毒です。そんな無味乾燥の判定には旨さもコクもありません。誤審も判定なり!!
 ただし、誤診はダメです。