広島市議会議員(安芸区)

副知事による辺野古埋立承認撤回に異議あり

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。


 沖縄県の謝花副知事が、辺野古埋立承認を撤回しました。これは先に亡くなった翁長知事の意思を受けてのことです。わたくしはこれに異議があります。
 翁長知事の死去によって謝花副知事が職務代行者となっています。地方自治法第152条では、都道府県知事や市町村長が欠けたときには副知事や副市長村長が職務を代行することとなっています。首長が欠けたときとは、死亡だけでなく、けがや海外出張などで長期にわたって職務が遂行できないことを言います。いうまでもなく、職務代行者は選挙で選ばれた者ではありません。したがって権限は可能な限り小さくあるべきです。職務代行者は自治体の意思を決めるような事柄については関与してはなりません。
 今回の辺野古埋立承認の撤回は、9月30日に投開票される沖縄県知事選挙の最大の争点です。埋立承認を撤回するかしないかは、新しく選ばれた知事によって決められるべきです。今回の撤回は、職務代行者としての権限を大きく逸脱しています。副知事による辺野古埋立承認撤回に異議あり