広島市議会議員(安芸区)

コオロギとゴキブリの格差

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。
 
 朝夕涼しくなってきました。わたくしの家の前の畑では秋の虫がコンサートを始めました。その鳴き声を聞いているだけで癒されます。
 わたくしが小学生のころ、宇品の広島競輪場のそばに広大な草むらがありました。この時期になるとエンマコオロギを捕りに出かけたものでした。何の苦も無く面白いように捕れました。祖父が作ってくれた大きめの虫かごに入れますが、すぐに共食いが始まります。適正な個体数があったのでしょうが、子供にはそんなことはわかりませんでした。ただエンマコオロギのコロコロという鳴き声に聞きほれていました。 

 さて、同じく光沢のある茶色の昆虫にゴキブリがいます。コオロギは可愛がられるのにゴキブリは嫌われ者です。ゴキブリは鳴き声を聞かせてくれませんし、病原菌を運ぶイメージが強いのでしょう。しかし、ゴキブリの中にはペットとして飼われたり、食用になるものもあります。何となくコオロギと格差をつけられているゴキブリに同情したくなります。