広島市議会議員(安芸区)

盛り上がらない自民党総裁選

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。 
 秋の味覚のサンマやスルメイカが豊漁で、値段が下がって喜んでいたのも束の間、北海道地震の影響で漁獲高が急減しています。どちらも1週間前と比べて2倍に高騰しているようです。こんなところまで影響が及ぶとは・・・・


 9月7日に告示された自由民主党総裁選は、北海道地震の影響もあるのでしょうが、全くと言っていいほど盛り上がっていません。幕が開いた時には勝負は終わっていた感じです。
 第2次安倍政権になって以来、安倍一強がますます強まっています。これは政権が安定していて、良さそうに思えるかもしれませんが、国民にとって決して良いことではありません。健全な野党があれば政権の暴走にブレーキをかけることができますが、今の野党の支持率はご承知のとおりです。そんなときこそ自民党に党内野党が求められます。以前は右から左へ、またはタカ派からハト派へと振り子理論でバランスがとられていました。残念ながら現状は安倍総理に多くの派閥(こんな言葉は使いたくありません)がエールを送るばかりです。ただ一人石破さんが立ち上がりましたが、前回ほどの勢いが感じられません。野田聖子はただのピエロでした。政治の劣化は明らかです。小選挙区制度下にあっては、三角大福中のように綺羅星のごとく実力者が揃っていた時代は帰ってこないのでしょう。小選挙区制が政治のダイナミズムを失わせました。