広島市議会議員(安芸区)

広島県の麻疹の最新情報

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。

 6月9日に東広島市の麻疹患者についてお知らせしました。その後の最新情報をお届けします。この患者以降5月29日までに新たに9名が発症しています。この9名うち3名が、東広島市の患者のウィルス遺伝子型が一致していますので、東広島市の患者から感染したものと考えられます。また、9例のうち3例は感染期から標準的な潜伏期の14日間を経過しているので、新たな患者の発生の確率は低いと考えられます。しかし、残りの6例は利用した施設や交通機関での接触者が特定できていませんので今後感染が広がる可能性があります。

 

 症状は、感染して約10日後に38℃程度の発熱や咳、鼻水のような感冒様の症状が2~4日間続きます。その後さらに39℃程度の発熱とともに全身に発疹が出現します。観戦の初期に頬の粘膜に特有のコプリック斑と呼ばれるものが見られます(インターネットで参照ください)。

 感染経路は空気感染、飛沫感染接触感染で感染力は非常に強力です。感染が疑われたら早めに受診してください。