広島市議会議員(安芸区)

密接のない医療はあり得ない

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。 

 新型コロナウィルスの感染を防ぐために密集、密閉、密接の三密を避けるように言われています。

 しかし、われわれ医療関係者にとっては無理な話です。遠隔診療は認められましたが、ごくごく限られた場合です。日常診療において外来患者と医療関係者はまさに密接するしかありません。

 わたくしは不定期ですが外来診療や介護施設の回診をしていますが、2メートルも離れたら仕事になりません。今日も5か所の介護施設を回り、担当した入所者約20名すべて体を触りました。

 自分でも日ごとに医療行為によって新型コロナウィルスの感染に怯える感覚が増していますが、医師としての義務感しかありません。

 こんな状況では近いうちに医療関係者の方から診療行為を拒否するとこもあり得るでしょう。日本で医療崩壊が起きないことを祈るばかりです。