広島市議会議員(安芸区)

わたしが新型コロナ感染疑い患者の濃厚接触者になりました。

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。 

 

 5月9日土曜日のことです。89歳の母が通っている内科医院から電話がありました。数日前から発熱があり、当日は38.5度まで上昇し、前日より呼吸音が悪くなっている。新型コロナウィルス感染の疑いもあるので県病院へ搬送してほしいとの内容でした。押取り刀で医院に駆けつけ、母を後部座席に座らせ、県病院へ向かいました。もちろん窓は全開です。県病院までは2~3分の距離です。到着すると係の方の誘導でドライブスルーのPCR検査機器がある場所に行きました。偶然に担当医はわたしのクリニックにアルバイトに来ていただいていた方でした。

 

 入院の準備ができるまで後部座席でぐったりとしている母が堪らなく愛おしく思えました。約1時間後にビニールで完全に覆われた車椅子で搬送されましたが、わたしは院内に入ることができませんでした。その時です。担当のナースから、わたしが濃厚接触者である旨を告げられました。考えれば当然のことですが、両親がともに新型コロナに感染していないことを願い、自分のことは考えていませんでした。改めてアルコールを全身と車内にスプレーし、窓を全開のまま帰宅しました。

 

 数時間後にPCR検査は陰性であった旨の連絡がありました。とはいえ、89歳という高齢者の肺炎です。相当のリスクを覚悟していましたが、今朝県病院から退院となりました。母の不死身ぶりに驚きです。

 改めて最前線での医療関係者に感謝です。