広島市議会議員(安芸区)

急性肝炎で真っ黄色になった思い出。

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。朝夕は肌寒くなりました。秋祭りも間近です。いま、議会では令和元年度の決算審査が行われています。

 

 C型肝炎ウィルス発見に功があった3氏にノーベル医学生理学賞が授与されることになりました。彼らが残した功績を考えると、あまりにも遅いという印象です。

 わたくしは1987年に急性肝炎に罹りました。高度な黄疸で白眼や顔面が真っ黄色になりました。肝細胞に存在するGOTとGPTという酵素の正常値はおおよそ40以下ですが、わたくし場合、これらが約4000にまで上昇していました。数日前から体に鉛が入っているような激しい倦怠感がありました。微熱も続き、食事は全くできませんでした。突然、コーラのような黒い尿が出ました。そのとたん、肝臓がやられたと直感しました。採血したサンプルに至急とコメントして提出しました。ところが普段なら回答がある時間が過ぎても連絡がありません。電話で問い合わせると、あまりに数値が高すぎて希釈して測定しているとのことでした。4000という数値の連絡が入り、即広島市民病院に入院となりました。当時、ウィルスによる急性肝炎にはA型、B型のほか非A非B型と呼ばれるグループがありました。非A非B型のほとんどがC型であることが分かったのはその数年後でした。わたくしはA型肝炎でした。幸運にも劇症肝炎に進まず、検査データは急速に改善し、1週間程度の入院で退院となりました。

現在、何とか健康を維持できているのはこの時の幸運によるものです。