広島市議会議員(安芸区)

今日の新型コロナウィルス禍を予測していたゴルゴ13

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 久しぶりに、さいとうたかをのゴルゴ13を読みました。取材力を始めとしていつもながらのレベルの高い内容でした。

 「万能ベクターVOGUE」と題された編です。ベクターとはその生物が本来持たない遺伝子を細胞に導入する運び屋です。シンガポールの研究所で純粋に学問的な研究が行われていましたが、イスラムのテロ組織がこれを悪用しようとする話です。医師であるわたくしが読んでもすぐには理解できないほど高度な内容でした。ゴルゴ13によってこの企みは潰えます。

 結びの部分は驚くべき内容でした。以下紹介します。

 

  「謎の新型肺炎、中国やシンガポールで大流行」との新聞の見出しに続いて、

薬物耐性菌、動物経由の感染症など、新種の感染症が、次々に報告されている。何者かが作り出した「病」が世界を席巻する日も近いのかもしれない。

 

 いかがですか?現在の新型コロナを見事に予言しています。これが世に出たのは2007年12月です。13年も前に現在の状況を予言しています。恐るべしゴルゴ13!!!

 ゴルゴ13のスタッフは分業制で、銃の専門家は約1か月間モンゴルに滞在して銃を撃ちまくったとか。武器の描写があまりにもリアルなので事務所へ家宅捜索に入られたことも。企画は外部に発注することもありそのメンバーは50人にも及び、大学教授から聞き取りをすることもあります。メガバンクの合併や原発事故の危機を描いた作品もあります。現実に起きるはるか前に予想して描かれています。そのリアリティには驚くばかりです。

 余談ですが、ゴルゴ13に描かれる女性はとてつもなくセクシーです。

 

  新たに注文した本。

  1. 警察の階段
  2. 日本の医療の不都合な真実

3.オスマン帝国英傑列伝  すべて幻冬舎