広島市議会議員(安芸区)

自分の感覚に自画自賛??

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 落合博満始め超一流バッターは、バットの極々わずかな太さや重さの違いを手の感覚でわかると語っています。機械で測定した数値以上の鋭敏さです。

 これとは比べ物になりませんが、私も似たような体験をしました。私は、万年筆の柔らかな書き味が好きで、何本も持っています。ボールペンより悪筆が補正される気がします。しかし、作家のように何本も使い分けることはできず、日常使うものは限られてきます。

 今春に国産のパ社の万年筆を買いました。東京から来広したペン先ドクターによると、それまで使っていたカルティエの万年筆が修理不能とのことで、衝動買いに近いものでした。

 シルバーのボディに細かい彫刻があり、手に持った感じも良く一目惚れでした。7ところが、数か月でインクが出なくなりました。よく見るとペン先が少し右に曲がっていました。ペン先に衝撃を与えたこともなく、特別に力を入れたこともありませんでした。購入した文具専門店に修理を依頼したところ、約1か月後にペン先の交換が終わったとの連絡があり、受け取りに行きました。

 シカシ、交換されたはずのペン先がわずかに右に曲がって見えました。修理前と変わらないように見えたのです。店長からはルーペで確認しても曲がっていないように見えるとの返事。私は納得せず、東京の本社での確認を求めました。約一週間後の回答は、やはり曲がっていたために再度ペン先を交換したとの連絡がありました。前回本当にペン先を交換したのか不信感が残りましたが、自分の感覚に誇らしい思いでした。なお、文具店からは迷惑をかけたお詫びにと、小さいインクを2本頂きました。