広島市議会議員(安芸区)

弟は国際試合でグラウンドに入ると膝が震えた

  いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 今夜はサッカーワールドカップでスペイン戦が行われるということで盛り上がっています。

 私の弟は若いころ、サッカー全日本のメンバーでした。ラモスや北沢と同期です。弟は大河小学校、翠町中学校、広島県工時代を通じてサッカーに打ち込みました。卒業後、富士通サッカー部時代にはワールドユース大会のメンバーに選ばれました。当時はJリーグもなく、ワールドカップ出場など夢物語でした。その大会は日本で開催されたこともあり、今ほどではないにしても大きな話題になりました。

 弟が次のように語ったことがあります。「国際試合で国立競技場のグラウンドに入って、大観衆を眼にしたときには膝がガクガク震えた。」

 最近はオリンピックでも、「楽しんできます」とコメントする選手もいますが、40年も前の時代には胸に日の丸を付けることのプレッシャーは今よりはるかに大きかったのでしょう。

 余談ですが、ワールドユース大会を終えた後、弟は当時の副社長から直接慰労の言葉を掛けられたそうです。NHKでゴールデンタイムに「沖宗敏彦(富士通)」と何度も紹介されました。会社としてはとんでもない宣伝効果だったことでしょう。