広島市議会議員(安芸区)

あまりにも安い力士の給与

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 プロ野球選手の契約更改がマスコミを賑わしています。5億円、6億円の年俸も珍しくありません。大リーグでは複数年契約で数百億円もあります。

相撲界はどうでしょう。平成31年に18年ぶりに力士の給与が改正されました。各段の給与は以下のようになっています。前の数字は月給、()内は年俸です。

 横綱300万円(3600万円)、大関250万円(3000万円)、関脇・小結180万円(2160万円)、幕内140万円(1680万円)、十両110万円(1320万円)。ボーナスはありません。幕内優勝賞金は1000万円、三賞は200万円、懸賞金の手取りは1本につき3万円です。金星は一つにつき4万円が毎場所ごとに引退まで支給されます。その他にも勝ち越しの星数などのポイントが加算されるようです。

 幕下以下は無給ですが、年6場所ごとに手当てが支給されます。幕下16.5万円(年間99万円)、三段目11万円(同66万円)、序二段8.8万円(同52.8万円)、序ノ口7.7万円(同46.2万円)。ただし、幕下以下は食住は部屋が持ってくれます。

 国技に携わる力士たちの待遇はあまりにも悪すぎる思いがします。貴闘力YouTube八百長親方株を始めとした大相撲の内幕を暴露しています。ガチンコ力士ならではの面白い話が満載です。「貴闘力部屋」で検索してください。

 最後に、友人から聞いた話ですが、彼の知人の社長はある力士を贔屓にしていて、彼が広島に来る度に100万円の小遣いを渡すそうです。ある面でこうしたタニマチが力士の薄給を補っているのかもしれません。400億円もの現金を貯めこんでいる日本相撲協会には、もう少し力士に出してやれと言いたくなります。